「平成25年中の救急出動の概要」（津別消防署管轄）

1. 救急出動件数と搬送人員について

平成25年中の救急出動件数は201件で、搬送人員は200人でした。昨年の193件からは4％の増ですが、過去5年間の件数を

比較すると減少傾向となっています。 （図1）

町民の27人に1人（前年同）が利用していることになります。

     図１　救急出動件数及び搬送人員の推移　（単位：件　人）

2. 町民要請の救急出動件数について

          ① 救急出動件数　　　   157件

町民が要請した（病院間搬送等を除く）救急出動件数は157件で総出動件数の78％、搬送病院別では町内の病院への搬送が

123件（一時収容を含む）、直接町外の病院への搬送が20件、不搬送が14件でした。

          ② 現場到着所要時間及び病院収容時間

   現場到着平均時間　　　　　　5.9分

   病院到着平均時間　　　　　 39.5分

救急自動車による現場到着平均時間は5.9分（前年4.9分）で、過去5年間で比較すると少し伸びています。病院到着平均時間は

39.5分(前年35.7分)で、過去5年間で比較すると年々伸びている傾向となっています。（図２）

これは、脳疾患等の症状による直接町外搬送や町外への転送件数が増えていることが要因と考えられます。

     図2　現場到着平均時間及び病院到着時間　　　（単位：分）

救急搬送先病院への受け入れ問合せ回数は143件で、1回の問合せによる搬送が114件の79.7％でした。

2回までの問合せによる搬送で100％となっています。（表1）

これは救急搬送先医療機関の受け入れ体制が円滑に行われていることが要因としてあげられます。

消防署から病院へ

の問い合わせ回数

1回

 2回

 3回

 合計

          ④ 救急搬送人員　年齢区分別

救急搬送人員年齢区分別では65歳以上の方が最も多く、約7割を占め、過去5年間を比較すると今年を除いては年々増加しています。

これは高齢化・単身化・要介護の増加等がその要因と考えられます。

     図4　町民要請の救急搬送人員　年齢別構成比率の推移　　　　　　　　（単位：％）

※ 現在、津別消防署では津別消防署の救急自動車1台に加えて、救急事案が重複した場合などは

　　　美幌消防署の救急自動車が出動する体制により、町内及び町外への病院搬送に対応しています。