消防救急デジタル無線設備とは?
消防救急デジタル無線設備とは?
消防・救急無線のデジタル化
私たちの生活の中で様々な電波のデジタル化が進んでいます。
電波のデジタル化は、限られた資源である電波を有効活用することで、様々な技術やサービスの提供を可能とするために行われています。
平成23年7月24日に行われた、家庭用テレビの地上デジタル放送への完全移行も、その一例です。
消防・救急無線についても電波法が改正され、アナログ無線の使用期限が平成28年5月31日までと定められました。
美幌・津別広域事務組合では平成23年度に「電波伝搬調査」・「無線設備の実施設計」などデジタル化への準備を開始し、
平成24年度に消防救急デジタル無線システムの整備が完了し、平成25年4月1日より全道に先駆けて、本運用を開始しました。
なぜ、消防・救急無線のデジタル化を行うのか
○消防行政から見たメリット
無線の秘匿性が高まり、より一層情報の保護が強化されます。
デジタル無線によりデータ送信を利用したシステムが活用できるようになります。
基地局網の再構築などにより、不感地帯の解消を行えます。
無線のナロー化により、使用出来る無線チャンネルが増えます。
○電波行政から見たメリット
携帯電話や無線LANの普及に伴う逼迫した電波環境の改善に繋がります。
具体的には、携帯電話などの電波障害が改善されたり、より高速な通信網を整備するための電波枠を広げることができます。
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車載無線器(表示部)
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携帯無線機 | ||||
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基地局無線装置
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基地局電源ユニット | 基地局通信状況表示(通信指令室) | |||
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美幌基地局(鋼管鉄塔25m)
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鋼管鉄塔建柱風景 (H24.11.8) | ||||
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津別三角点基地局
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三角点基地局の無線局舎 |